昨日、NHKスペシャルを見ました。
「あなたの知らない卵の話」というテーマでした。 本当に知らない話が多くて、驚きました。 日本で卵を産んでいる鶏のほとんどは、アメリカの会社から輸入した鶏の子供だそうです。 その会社が出荷する鶏の子供が産む卵は世界の卵の1/3を占めるのだそう。 それぞれの国の要望に応える為、品種を掛け合わせて、研究しています。 日本要望は、 「白身が盛り上がるように」(新鮮そうに見えるから) 「表面が滑らかに」 「殻を硬く」(新鮮そうに思えるから)。 日本は注文の多い国で、日本向けに品種改良する部門を設け、白身が盛り上がるような卵を研究したんだそうです。実際には新鮮じゃなくても、白身が盛り上がるような卵を。 日本人が好むようなピンク色の卵を産む鶏も研究したそうです。 アメリカ人が 「日本では、見た目・形を揃えることがとても大切らしい。日本のスーパーは、きゅうりもトマトも同じ形の物が並んでいる。違う形のものはどう処理しているのか、と思うよ」 と言ってました。 加工用などに売れるものは売りますが、あとは自家消費分をとって、ほとんどは捨てるんです。 昨日の放送でも、産卵から3日経った卵はもう売れないからと捨てられてました。 日本は加工卵(加熱などで粉状にしたものとか)の世界有数の輸入国だそうです。 一方では農産物の輸入大国で、一方では大量に廃棄する、 日本人の(自分も含めて)、食べ物に対する意識って。。。と考えさせられます。 「ありがたさ」を忘れてしまったような・・・・思い出したいです。 ちと重い文章になってしまいました。(^_^;)
by chigu2_t
| 2005-03-13 09:15
| 農業
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